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バルデペニャス


 広大なラ・マンチャ平原の南側にいくつかの山脈に囲まれた大きな渓谷があり、この地形から「石の谷」を意味する名前で呼ばれるバルデペーニャスがあります。この土地のワイン造り長い歴史を持ち、19世紀から20世紀にかけて首都マドリッドでとくに愛飲されていました。
 夏暑く、冬厳しい大陸性気候で、栽培されている葡萄品種は、アイレンとマカベオ(白品種)、センシベル、ガルナッチャ、カベルネ・ソービニヨン(黒品種)です。バルデペーニャスを代表するのはセンシベルを主体とした軽やかな赤ワインです。若飲みタイプだけではなく、レセルバやグラン・レセルバといった熟成タイプのものも造られています。長期熟成したワインのコストパフォーマンスが非常に高いのも長所のひとつです。