ルエダは1980年に白ワインだけが原産地呼称に認定された、スペインを代表する白ワインの産地です。海抜600〜780メートルにある中央台地上のなだらかな起伏の土地に葡萄畑があります。ドゥエロ河が運んだ沖積土や石灰粘土質、砂質、砂岩と粘土質などの土壌を持ち、気候は典型的な大陸性です。
原産地呼称に認定されている葡萄畑の面積は全体で約6200ヘクタールで、最も多く栽培されているベルデホのほか、ビウラ、ソービニヨン・ブランがあります。ルエダはかつてはパロミノから造られるシェリー・タイプの酒精強化ワインの産地として知られていましたが、1970年代以降に大きな転機が訪れ、ステンレスタンクなどの最新機器の導入と近代醸造技術によって、ベルデホから造られる、フレッシュで爽やかな若飲みの辛口白ワインの産地へと生まれ変わりました。
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